クラシックコンサートにふさわしい服装は?基本マナーと事前準備も解説|hare:kari

クラシックコンサートにふさわしい服装は?基本マナーと事前準備も解説

クラシックコンサートというと、少し前までは初心者にとって難易度の高い特別なイベントというイメージがありました。しかし最近は、漫画の題材になったり映画とタイアップしたりと身近な存在になっています。
そこでこの記事では「クラシックコンサートに初めて行く」「服装やマナーがわからず不安」という方に向けて、クラシックコンサートに関する一般的なドレスコード(服装の規定)のお話や会場内で配慮すべきマナー、事前に準備しておくとよいことなどをご案内。
当日のコーディネート例として、レンタルドレス『hare:kari』からおすすめのドレスやポイントも解説します。

バイヤー
谷本つくし
経歴
青山商事株式会社
レディス商品企画担当
(2016〜)
保有資格
一般社団法人日本フォーマル協会フォーマルスペシャリストゴールドライセンス

クラシックコンサートの基礎知識とマナーを押さえよう

クラシックコンサート

知っておきたい予備知識「日本のクラシックコンサートについて」

クラシックコンサートとひと言でいっても、オーケストラ(シンフォニー・コンサート)やオペラ、リサイタル(演奏会)といった種類があり、それらを含めてクラシックコンサートと呼んでいます。

上演時間はさまざまですが、オーケストラやリサイタルの場合は基本的に途中休憩を含めて2時間程度。オペラはクラシックコンサートの中でも上演時間が長く、休憩を挟みながら3~6時間になります。公演の時間帯は、オーケストラなら多くが平日は19時頃の開演、休日は14時頃の開演が一般的。

クラシックコンサートのドレスコードは?

初めてクラシックコンサートを鑑賞する方の頭を悩ませるのは、当日の服装ではないでしょうか。

クラシックコンサートといえば、フォーマルな場所というイメージをもつ人も多いかもしれませんね。ですが特別な案内がない限り、ドレスコードが設けられていることはありません。デニムやTシャツ、スニーカーといった普段着で大丈夫です。

ただ、周りの雰囲気になじめるかというと少し微妙かもしれません。というのも国内のクラシックコンサートは、男性も女性も上品・きれいめなスタイルで訪れる人が多いからです。

というわけで「初めてで様子がわからない」「周囲から浮きたくない」という場合は、カジュアルすぎるファッションは避ける方が無難です。

せっかくだから普段よりも少しおしゃれをして、特別な時間を楽しみませんか。イメージは、少しリッチなレストランへ食事に行くときの服装。きれいめ印象のワンピースやスーツをベースにコーディネートを考えるといいですよ。席は空調が効いているため、冷え対策に羽織りものやストールを合わせるのがおすすめです。

演奏後拍手のタイミングって?

もう1つ、クラシックコンサート初心者さんによくある「わからないこと」が拍手のタイミングです。

慣れていないと、どのタイミング? いつまで? と不安ですよね。結論としては「周りをうかがってタイミングを合わせれば大丈夫」です。

拍手のタイミングにはマナーがあり、たとえばオーケストラの場合は指揮者が舞台に現れてメンバーが立ち上がったとき、演奏後は指揮者が手を降ろし音の響きが消えてから。また、基本的にすべての楽章が終わった後に拍手を送るため、楽章の切れ目には拍手はしないなどさまざまなマナーがあります。

クラシックコンサートに何度も行くと拍手のタイミングもわかるようになりますが、初めての方やまだ慣れていない方なら、周りに合わせておけば失敗はありません。

また「ブラボー!」と声が上がることもありますが、そういったかけ声を上げる方はクラシックコンサート鑑賞の上級者と思ってOK。

慣れないうちは、周囲から拍手が聞こえてきたら自分も拍手をする。これを意識しておけば失敗を防ぐことができます。

クラシックコンサートにおすすめのパーティドレス6選

品のあるドレスアップもお気軽に。レンタルドレス「hare:kari」なら税込¥5,500円~

国内のクラシックコンサートでは、ドレスコードが設けられていることはほとんどありません。ですがせっかくのコンサートですから、特別感のある服装にドレスアップして、もっと素敵なひと時を過ごしてみませんか。服装の準備には、お手軽・お手頃にドレスアップする方法としてレンタルドレスもおすすめ。今回はレンタルドレスサービス「hare:kari」から、クラシックコンサートにおすすめのドレスを厳選してご紹介します。

  • ラメ刺繍×サテン2Pドレス

    【華やかさを纏う】ラメ刺繍×サテンの2ピースドレスで特別な夜を
    繊細で光沢感ある素材が、どんな特別な場にもぴったり♪
    ラメ刺繍とサテンの輝きが調和しながら、上品な華やかさを提供する服装です。

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  • アンティーク調レースドレス

    【エレガントなシーンを】アンティーク調レースドレスで魅せる洗練スタイル
    アンティーク調の繊細なレースを全体に使用し、透け感が肌を美しく見せる一着。締めつけ感がないので、長く着てもストレスなし!ふんわりとした印象でどんなシーンにも映える一着です。

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  • ボリュームスリーブのオールインワン

    【クラシックなシーンに映える】エレガントなオールインワン
    シフォンの透け感ある袖とオールインワンドレスがエレガントな印象を引き立てます。パンツドレスは動きやすく、コンサートで長時間座ってもラクラク♪

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  • 【エレガントなひとときに】レースボレロ&ジョーゼットドレス

    1枚羽織ることでよりフォーマル度の高いスタイリングに。ボレロは温度調整アイテムとして必須! クラシックコンサートにも映える上品なシルエットで、どんな場にも対応します。

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  • 【いつもと違うリッチ感で】ラッセルレースとシフォンの上品アンサンブル

    しなやかな羽織物がエレガンスを際立てるドレスは、リッチ感を演出♪ドレス1着でも美しく見えるシルエット。どんなクラシックコンサートにも映える洗練されたデザインです。

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  • 【コンサートの魅力を纏う】煌めく前結びケープ風ドレス

    ゴールドラメ糸を織り交ぜたドレスは、コンサートの気分を高めてくれます。フレアドレスなので、締めつけ感が苦手な方にはおすすめ!前で結んでもエレガンスを演出します。

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特別な演奏会「ガラ・コンサート」のドレスコード

クラシックコンサートの中には「ガラ・コンサート」として開催されるものがあります。もともと「ガラ=正装」を意味する言葉で、ガラ・コンサートとは何かのお祝いや記念で行われる特別なコンサートのこと。日本では「特別公演」「祝賀音楽会」「記念コンサート」といった名称で呼ばれることもあります。

さて、先ほど一般的なクラシックコンサートではドレスコードはないとお伝えしました。ですが、クラシックコンサートの中でも格式高いガラ・コンサートは違います。男性も女性も、フォーマルな装いで華やかにおしゃれしていくことがお約束。ドレスコードが指定されていることもあるので、案内に従いましょう。

前日までの準備と、当日の入場で確認したいこと

[事前準備]楽曲の予習をするともっと楽しめる!

クラシックコンサートの場合、事前にプログラムがわかっていると思います。せっかくなら予習していくとコンサートをもっと楽しめますよ。たとえばどの作曲家のどんなテーマの楽曲か、指揮者はどんな人なのか。オペラなら物語の流れや登場人物の名前、人間関係などを把握しておくと当日の鑑賞に没入できます。

事前にチェックできなかったときは、会場で当日配布されるプログラムやフライヤーに目を通すといいでしょう。

[事前準備]当日のドレスアップの準備を

いつもの服装から少しドレスアップしていくなら、事前に当日のコーディネートアイテムを一通り確認しておきましょう。

お手持ちの服の場合、シワやほつれがないかお手入れして確認を。レンタルドレスでお手軽にドレスアップするなら、早めに箱や袋から出してハンガーに掛けておきましょう。

靴やバッグなど小物類のチェックもお忘れなく。

[持ち物]あると役立つアイテム

基本的にはいつものお出かけセットにコンサートチケットがあれば鑑賞できますが、以下のアイテムがあると便利・安心ですよ。

  • オペラグラス

    後方席からでも舞台上の演者の表情や繊細な動きを鑑賞できます。

  • A4サイズが入るくらいのバッグ&クリアファイル

    パンフレット類をきれいな状態で持って帰ることができます。

  • ストール

    会場内で肌寒さを感じたとき、ひざ掛けや羽織りとして活躍します。

  • ハンドタオル

    咳やくしゃみが出そうになったときの対策として1枚持参するのがおすすめ。音の大きさを緩和できます。上演中はバッグの中を探す音も周囲に響くので、心配なら手に持っておくと◎。

  • のど飴、お菓子

    コンサート会場は音響が良いため、お腹が鳴る音などの小さな音も意外と気になるものです。そこで、空腹をまぎらわす飴や一口サイズのお菓子があると安心。のど飴やミントタブレットなら、乾燥対策として咳を防ぐこともできます。

    ホール内は飲食禁止なので、必ず開演前または休憩時間にロビーなどの飲食可能エリアで口にしましょう。

[当日]入場は時間に余裕をもって

ホールや劇場は、建物の入り口から座席までの移動に意外と時間がかかったり、開演前はトイレが混雑していたりします。コンサートの幕開けを落ち着いて迎えるために、会場には余裕をもって到着するようにしましょう。

開演時間に遅れた場合、基本的に演奏中の入場はできません。係の方の誘導に従って入場しましょう。

[当日]入場後にトイレ位置を確認

体調の変化はしょうがないとはいえ、コンサートの途中で席を立つ事態はできるだけ避けたいもの。会場に入ったら着席前にトイレを済ませておくか、休憩時間にスムーズに動けるようトイレ位置を確認しておくことをおすすめします。また、演奏中の退席はマナー違反とされていますが、体調不良や咳き込んでしまった場合は無理せず、靴音を立てないようにそっと退出しましょう。再入場については会場スタッフの方に可能なタイミングを相談してみて。

気を付けたいNGマナーをまとめて確認

最も気を付けたいのが「音」

生の音楽を楽しむクラシックコンサートでは、余計な音を立てることが最大のNGマナー。上演中のおしゃべりが厳禁なのはもちろん、スマートフォンの着信音やバッグの中身を探る音などは迷惑になります。

また服やアクセサリーも、ものによっては余計な音の原因に。擦れあうことでカサカサと音が出る素材の服や、細かなパーツが付いたチャーム、ヒール音の鳴りやすい靴などは避けましょう。

相応しくないファッションアイテム

基本的にドレスコードはありませんが、気を付けたいアイテムや装いがあります。ひとつ前にお伝えした「音」を立ててしまうアクセサリーや靴、服を身に着けることはやめましょう。

また髪型について、後ろの席の人の視界を遮ってしまうことがないよう、大きな帽子や高さのある髪型はNGと心得ておきましょう。

香り・匂いには配慮が必要

香水や制汗剤の匂いは迷惑になるので気を使いたいところです。自分では大好きな香りでも、苦手な人や香料にアレルギーをもつ人もいます。コンサートでは長時間同じ席に座り続けるため、お互い気持ちよく過ごしたいですよね。

大きな荷物はクロークに預ける

大きな荷物を会場内に持ち込むことは止めましょう。座席が狭いので置き場所に困るばかりか、周囲への迷惑になります。また、冬場のコートなど厚手の布地は「音」を吸収してしまい、音響に影響が出ることも。

着席の際はできるだけ手荷物のみにして、それ以外の荷物は会場のクロークに預けるようにしましょう。

会場内は撮影禁止

会場内は特別な案内がない限り撮影禁止・録音禁止です。楽しい思い出は記憶にしっかり刻んで持ち帰りましょう。

まとめ

今回は、初めてクラシックコンサートに行く方に向けて、マナーや服装に関するあれこれをご紹介しました。クラシックコンサートは、プロによる迫力の演奏を生で楽しめるスペシャルで非日常なひととき。事前準備ばっちりで、安心して当日を迎えてください。そして特別な時間を思いっきり楽しんでくださいね。

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